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救急ナースの実情を新人ナースの声から知る

救急ナースを目指せ!
新人ナースAさんの声

新人ナースAさんの声

ナース1年目から救急外来担当になったAさん

小学生の時に救急外来にお世話になったことが、Aさんがナースを目指すきっかけでした。痛みや恐怖心を抱えていたAさんに治療の内容を丁寧に説明し、前向きにとり組めるようにサポートしてくれたことに感銘を受けたそうです。救急外来に良いイメージをもっていたため、ナース1年目から救急外来に配属されたのは嬉しく思っていましたが、実は不安でいっぱいだったそうです。ナースとしての経験もないまま、内科や外科など診療科を問わず多くの患者さんの対応をしなければならないからです。学生時代に学んだことと実際の現場は勝手がまったく違うため、何をどうすればいいのかわからずパニックになることもありました。まだまだ焦ることも多いのですが、何をすべきかを頭の中で整理しながら心を落ち着けさせてから対応したり、先輩の意見を積極的に聞いて行動するようにしているそうです。

救急ナースのやりがいは?

厳しい環境でナースとしての道を歩み始めたAさんは知識や技術は先輩方におよばないものの、徐々に救急ナースとしてのやりがいを見出していったそうです。救急外来に搬送されて来るのは緊急性が高く、一瞬の判断が生命に関わる患者さんばかりです。ミスが許されず責任も重大ですが、快方に向かっていく患者さんの姿に救急ナースとしてのやりがいを感じています。Aさんが働いている病院ではICU(集中治療室)とHCU(高度治療室)が併設されているため、救急外来で処置した患者さんのその後の様子をそのまま確認できます。意識がなかった患者さんの容態が安定していく様子や一般病棟に移って退院する様子を見たときに、達成感や充実感を感じて嬉しくなるそうです。

現場で心がけていること

患者さんの状態を細かく観察して行動することをAさんは心がけています。ICUに入院している患者さんはまだまだ予断を許さない状態です。様々な器具を装置していることも多いのですが、医療機器のチューブが肌にふれて跡になっていると皮膚トラブルを起こすこともあるので、見まわりながら注意深く観察しているそうです。また、意識のない患者さんや自分の状況を声に出して伝えられない患者さんも多いのですが、少しでも安心して治療に専念できるようにいつも笑顔でいることを心がけているそうです。

今後の目標

ナース1年目から過酷な現場である救急外来に配属されたAさんですが、自分の理想通りの看護はまだできていないものの、仕事を楽しむ余裕はもてるようになりました。Aさんのまわりには救急看護師の資格をとって活躍している先輩も多く、その先輩方の知識とスキルに助けられることも多いため、救急ナースとして経験や勉強を重ねて、救急看護師の資格を取得するのがAさんの当面の目標です。

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