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救急ナースは綺麗事だけではなく厳しいことも多い

救急ナースを目指せ!
綺麗事ばかりではない

綺麗事ばかりではない

大変なことも多い

一刻を争う状態の患者さんをテキパキと処置するイメージが強い救急ナースですが、厳しい一面ももっています。救急ナースが働く救急外来に搬送されてくるのは生命の危機に瀕している、緊急性の高い患者さんばかりです。些細なことも命取りになってしまうため、ミスは許されません。ドラマ以上に緊張感のある現場で、冷静な対応を心がけているのです。また、ドラマでは次々と患者さんが搬送されてきますが、現実もそうだとは限りません。患者さんが集中するときもあれば、まったく患者さんがいないときもあります。
救急外来は緊急性の高い患者さんが多いこともあり、一般外来や病棟に比べて患者さんの最期を看取る機会が多いため、ナースとしてのやりきれなさを感じて落ち込んでしまうこともあります。また、患者さんを迅速に処置しなければならないため、判断に迷っている暇はありません。一瞬で判断し対応しなければならないのです。プレッシャーを感じやすく、身体的にもハードなため体力がなければ厳しいでしょう。

実際の現場ではどうなのか?

救急外来は過酷な現場といわれていますが、それは助けられる命よりも助けられない命の方が多いからです。小さな子どもが血まみれで心肺停止の状態で搬送されてくることがありますが、オペ室に移動する余裕もなく、母親の悲鳴を聞きながら処置室でそのまま回復手術をすることがあります。一般外来では対応しない状態の患者さんばかりなので、過酷な状況に心が折れそうになることもあります。

理想と現実のギャップを感じやすい

救急外来といっても、症状と緊急性によって段階ごとにわかれています。入院の必要がなく帰宅可能な軽症の患者さんは一次救急病院で対応しますが、都道府県に設置されている夜間救急センターなどがこれにあたります。それよりも症状が重く、手術や入院などの治療を必要とする患者さんの対応をするのが二次救急病院です。救急医療の知識と技術をもち、経験豊富な医師やナースが常駐している病院や救急患者さん専用の病床が整備されているところがこれにあたります。一次救急病院や二次救急病院よりも高度な救急医療を提供するのが三次救急病院です。一次や二次では対応できない緊急性の高い患者さんが搬送されてきます。
このように、段階ごとにわけられているため「スキルアップのために救急ナースとして働くことを選んだのに一次救急病院に配属され、軽症な患者さんばかり対応している」と理想と現実に悩む人も少なくありません。ただし、軽症に見えても実は重症だったということもあるので、アセスメントは気を抜かずしっかり行いましょう。
高度救命なのか民間の救急外来なのかで仕事内容は大きく変わります。救急ナースを希望する場合は、目的を明確にしておかなければギャップに苦しむことになります。

救命救急のプロ「救急ナース」 緊急性の高い患者さんをテキパキと処置していく救急ナースに憧れる人も多く、救急外来は人気の職場です。当サイトではなぜ救急ナースに憧れる人が多いのか、仕事内容や待遇、働くメリットを通して推察していきます。当サイトに関するお問い合わせは、こちらからお願いいたします。